はじめての夏を、こえるために|A Dry Garden’s First Summer|13 August 2026

朝、外気温はもう30℃超え。ドライガーデンをつくって、はじめての夏。地植え一年目の子株ばかりなので、梅雨と真夏を無事に越せるか、内心ずっとそわそわしていました。今日は、この夏に取り組んだ「養生」の記録です。

本日のテーマ

乾燥地の植物とはいえ、日本の梅雨と真夏は、彼らの故郷とはずいぶん勝手が違います。とくにアガベは、地植え一年目でまだ根の張りも浅い。心配ごとは、大きくふたつ。

  • 梅雨の「蒸れ」
  • 梅雨明けの「葉焼け」

この二段構えに、二段構えの養生でのぞみました。

養生前のドライガーデン

まずは、手をかける前の全体。

ユッカ、チャメロップス、うちわサボテン、金鯱、そして点々と植えたアガベたち。石と流木を組んだこの一角が、どうか無事に夏を越しますように。

第一幕・梅雨の蒸れ対策

6月19日から7月8日にかけては、梅雨の長雨との戦い。アガベは加湿と蒸れに弱いので、雨が当たりすぎないよう、簡易的にビニールをかぶせることに。

使ったのは、畑用の透明マルチと支柱。支柱でちいさなアーチを立てて、その上からマルチをかぶせる、簡易トンネルのような形。見た目はちょっと農作業っぽいですが(笑)、大事なのは中身。長雨で株元が蒸れないよう、アガベを中心に覆いました。

第二幕・梅雨明けの葉焼け対策

そして7月7日から7月15日ごろ。梅雨が明けると、今度は一転して強烈な直射日光。今度の敵は、蒸れではなく葉焼けです。

雨よけのビニールを外し、代わりに不織布をかぶせて遮光することに。

株ひとつひとつに、白い不織布をふわりと。強すぎる日ざしをやわらげつつ、風は通す。梅雨明け直後の、まだ日焼けに慣れていない葉を守るための、ワンクッションです。

なお、水やりは、晴天続きということもあり、2〜3日ごとに夜間に実施。日中の暑い時間を避けて、夜のうちにそっと。

養生、取り外し

7月17日。日ざしにも少しずつ慣れてきたころ合いを見て、養生を取り外し。

すっきりと元の姿に。さて、この一か月あまりの養生、成果はいかに。アガベたちを一株ずつ、養生前と見くらべてみます。

アガベたちの、その後

アガベ・チタノタ ‘ブルー’:Agave titanota ‘Blue’

[養生前]

[養生取り外し後]

新しい葉がしっかり展開。ただ、よく見ると数枚の葉に、うっすらと葉焼けの痕。とはいえ、この程度なら十分すぎる合格点です。

アガベ・アメリカーナ ‘華厳’:Agave americana ‘Kegon’

[養生前]

[養生取り外し後]

華やかな覆輪が魅力の華厳。目立った葉焼けもなく、きれいなまま夏をこえてくれています。

アガベ・パリー トランカータ:Agave parryi var. truncata

[養生前]

[養生取り外し後]

まるっとした葉姿がかわいいトランカータ。こちらも大きな傷みなく、堂々としたもの。

アガベ・オバティフォリア:Agave ovatifolia

[養生前]

[養生取り外し後]

大きな葉のオバティフォリア。この子も、チタノタブルーと同じく少しだけ葉焼けが見られたものの、心配していたほどではありませんでした。

最後に一言

地植え一年目の子株ばかりで、正直かなり心配していた、はじめての夏。ふたを開けてみれば、少し葉焼けしたのはチタノタ ‘ブルー’とオバティフォリアくらい。どの株も新しい葉を展開していて、まずはほっとひと安心です。

手間はかかりましたが、蒸れと葉焼け、それぞれに合わせたひと手間が効いてくれたのかもしれません。このまま、夏の後半も順調に乗り切ってほしい。

では、また次回

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